Micorsoft Buildに合わせて、Visual Studioの新バージョンが正式リリースしたみたいですね。その他、.NET/C# 関連をいくつか。

告知ブログ:

正式リリース:

リリース候補版:

  • .NET Core 2.1 RC
    • Go Live (自己責任だけど、もう実運用環境で使ってもいいよ)サポートに
    • Alpine Linux サポート
    • ARM プロセッサ サポート
    • SourceLink

プレビュー版:

ロードマップ公開:

  • .NET Core 3
    • 今年後半にプレビュー公開、正式版は2019年リリース予定

C# 7.3

地味な更新なのでほとんど触れられてませんが、C# 7.3も正式リリースっぽいです。

一応なんとかリリースまでに全機能網羅できてんで、 詳しくは「C# 7.3 の新機能」を参照してください。

「C# 7.2の延長」みたいな機能とか、 相変わらずrefがらみ(一般的なユーザーにはそこまで使われないかも)とか、 Span<T>がらみ(言語機能だけは先にあるけど、Span<T>自体はまだリリース候補版の状態)とかが多いですけども。 以下の2つとかは結構面白いかも。

.NET Core for Desktop

.NET Core 3のロードマップでは、「Windowsデスクトップも .NET Coreの上で動くようにするよ」とのこと。

ちなみに、あくまでWindows限定です。 「WPFとかもクロスプラットフォームにする」的な意味ではなく、 「Windowsでしか動かしようのないものもCore上に載せる」という意味です。

メリットは以下のような感じ。

  • ユーザー視点: Windows限定機能も、.NET Coreのメリットを享受できる
    • side by side アップデート可能
      • 同一マシン内に複数バージョンの .NET Core ランタイムをインストールして、アプリごとに選べる
      • 最新ランタイムの機能を享受しやすい
      • 「最新版でしか動かない」みたいなものは少ないものの、「最新版にするだけで速くなる」みたいなのは常にある
      • 今後は「最新版でしか動かない」もあり得る
    • App-local デプロイができる
      • アプリ自体に依存ライブラリを全部含めてデプロイできる
  • .NET チーム視点: ようやく Core に一本化できそう
    • .NET Frameworkにしかない機能がある限り、.NET Frameworkの開発は止めれない